コントロール不能な出来事
努力や工夫だけではどうにもならない出来事があります。
ホルムズ海峡の封鎖が長引けば、原油価格が高騰し続けるでしょう。
会社経営では、コントロールできない問題に備えることが重要だといわれます。
手元資金に余裕を持たせる、固定費を重くしすぎない、調達先を分散する。
こうした準備は、外部環境が急変したときに経営の耐久力を高めます。
衝撃を予測することはできなくても、衝撃に備えることはできる。
経営の教科書では不測の事態への備えが重要だと説きます。
ただ、日々の経営は忙しく、十分な備えができないまま大きな問題が起こることもあります。
そのとき、経営者に求められるのは、現実を冷静に受け止めることです。
なぜ準備していなかったのかと悔やんでも、事態は好転しません。
目の前で起こっている事実を受け入れなければ、判断が遅れることになります。
販売価格を見直し、コストを削減して、資金繰りを確保する。
大切なことは、会社を守るために今できる手を一つずつ打つことです。
コントロールできない問題は、いつか必ず起こります。
備えがなくても、冷静に現実を受け止め、次の一手に集中すれば、生き残る道は残されています。
不確実な時代に問われるのは、危機への備えと困難に直面したときの覚悟なのかもしれません。