中国リスク
ビジネスには様々なリスクがあります。
その中でも地政学リスクは、企業がどれだけ努力しても完全には避けられない厄介な存在です。
今回、高市首相の台湾有事発言によって、あらためて中国リスクの大きさが意識される状況になりました。
日本企業にとって、中国は大きな市場です。
生産拠点としても重要な位置づけにあります。
そのため、日中間の政治的緊張が高まると、中国の輸出入や許認可の手続きが進まず、企業のサプライチェーン全体に影響を及ぼすことになります。
この数年、中国依存を減らしたいという企業が増えています。
しかし、多くの企業は、直ちに中国事業を縮小したり撤退したりすることは困難です。
中国の需要は依然として大きく、生産面でのメリットも小さくありません。
そのため、重要になるのは、中国リスクと上手に付き合う工夫です。
調達先や生産拠点の分散、重要な技術やデータの依存低減、有事に備えた在庫や物流の確保など、その一例です。
さらに、政治や国際情勢を日頃から丁寧に追う姿勢も欠かせません。
台湾情勢は、一時的に落ち着くことがあっても、長期的には不確実性が残る問題です。
中国でのビジネスには、政治を読みながらリスクに備える姿勢が欠かせないといえます。