競争の戦略
ビジネスの競争は過酷です。
ともすると、激しい競争のために利益が減少して、より良い商品・サービスを実現するための投資が減少します。
また、競争に勝つことだけを考え過ぎると、人材を酷使したり、必要な品質・安全の確保を怠ったりして、企業の存在意義を見失うことになります。
とはいえ、企業が競争に破れれば、事業から撤退せざるを得ず、企業で働く従業員は仕事を失うことになるかもしれません。
ビジネスの競争に終わりはありません。
一度競争に勝ったとしても、直ぐに別の競争が始まり、その繰り返しが延々と続きます。
企業が競争に臨む際には、大きく2つの選択肢があります。
一つは、競争に勝つための戦略として、商品・サービスの内容・価格などのうち、自社が相対的に強い部分を強化していく戦略です。
この戦略では、他社の商品・サービスの強み・弱みなどを常に研究しながら、自社の商品・サービスに絶えず磨きをかけていきます。
一方、もう一つは、競争を避けるための戦略として、あえて他社が取り組んでいない領域を攻めるという戦略です。
具体的には、事業規模を大きくせずに利益率も高め過ぎないようにしながら、他社から気づかれずに事業を長期間独占し続けるというものです。
利益なくして、企業は存続することができません。
競争して利益をもたらす戦略をとるか、それとも競争を避けて利益をもたらす戦略をとるか、2つの戦略の見極めは難しい判断となります。