設備更新
埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没は、穴に転落したトラック運転手が行方不明となり、県民約120万人の日常生活に多くの影響が出ました。
道路が陥没した原因は、1983年に敷設された下水道管が経年劣化で損傷し、下水道管に穴が空いたことで周辺土砂が流れ込み、道路下に空洞ができたことと考えられています。
背景には、日本の社会インフラ設備が、昭和の高度経済成長期に集中して整備された結果、多くの設備が既に耐用年数を経過して、設備が老朽化している問題があります。
企業の工場・機械などの設備更新は、企業が競争力を維持・向上させていくために不可欠な投資です。
老朽化した工場・機械を使い続けることで生産効率が低下し、維持コストの増加を招くだけでなく、大きな事故に繋がるリスクも増すことになります。
しかし、大型設備の更新には多額の資金が必要となるため、政府補助金の活用や優遇税制の適用を視野に入れて、長期的な設備更新計画を戦略的に立てることが重要です。
埼玉県議会は、八潮市の陥没した道路と破損した下水道管の復旧工事費用として約40億円の支出を盛り込んだ補正予算案を全会一致で可決しました。
工場・機械などの大型設備の更新は、企業の競争力を左右する重要な経営戦略の一つです。
設備更新の過度な先延ばしは、企業の存続を危ぶむ事態を引き起こすことを、経営者は肝に銘じておくべきです。