成長戦略

高市首相は、日本の供給構造を抜本的に強化して、強い経済を実現するための成長戦略の肝に危機管理投資の促進を掲げています。

政治、経済などで不安定な状況が続く中、世界には、AI・半導体、エネルギー安全保障、防衛産業などの分野に共通の課題があります。

高市首相は、 これら17の戦略分野について官民連携の戦略的投資を行い、日本が世界共通の課題解決に資する製品、サービス及びインフラを提供することを目標にしています。

とはいえ、17の戦略分野は広く、どの分野にどのくらいの資金を投じるのかは不明です。

また、戦略的投資に必要な資金も、国がどのくらいの資金を拠出して、民間がどのくらいの資金を負担するのかも決まっていません。

高市首相は、17の戦略分野について担当大臣を指名しました。

今後は、担当大臣が中心となり、戦略分野の投資内容やその時期、目標額などを含めた官民投資ロードマップを策定します。

そして、来年の夏には、これらを取りまとめた強い経済を実現するための成長戦略を策定します。

政府が産業支援に力を入れることで、民間が政府の後押しありきの計画を立てる心配があります。

政府は、民間の自由な発想と競争力を生かす施策を成長戦略に取り入れる必要があります。

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